詩、詞、画...諸々

泥だらけの人形

夜の街 ゴミ捨て場の 片隅で
誰も見向きもせず
一体 ぽつんと捨てられている
泥だらけの人形

誰かが離した 美しい人形
綺麗にしてやる 落としてやるよ
お前を辱める どれだけ 傷ついているか
物言わぬその身を 嘲笑わせろ ふふふ

僕が気まぐれに手にしたお前は
何も言わぬ 唯の ガラスの目
人間でない事で 逆にやりやすくて 
僕の芯をギラギラ 昂らさせた

シルクのレースが包んだ 白い肌
ポニーテールが映えさせる 細い首
青空を閉じ込めたように 澄んだ瞳
誰もが魅入られる その微笑み ははは

綺麗になったな 綺麗になったな
あいつの心のようだ 
傷ついちゃいない くすんでもいない 
赤子の心のようだ

誰もが欲する 「美しい」心を
泥に塗れて 汚してくれよ
あいつを辱める どれだけ 傷ついてしまうか
泣き崩れるこの身を 感じさせてよ 僕に


意味:世間にまみれてると思いきや、
その実、自身は世間知らずの輩だと気づく。

芥子壺のTwitter: https://twitter.com/mad_logic_009